投資観

投資観 第17回 2005年~2015年の米国債イールドカーブ(既発債ベース)

前回は、3ヶ月既発債ベースの米国債イールドカーブについて、長期的な概観を調べました。 今回は、2005年~2015年の3ヶ月既発債ベースの米国債イールドカーブを詳しく見ることにします。 以下のグラフは、2005年~2015年の3ヶ月既発債ベ…

投資観 第16回 3ヶ月既発債ベースの米国債イールドカーブ(1962年から2015年)

前回は、米国債の3ヶ月既発債の利回りについて、その特徴を分析しました。 今回は、3ヶ月既発債ベースの米国債イールドカーブについて、その、概観を見ることにします。 以下のグラフは、1962年5月10日から2015年11月19日までの3ヶ月既発…

投資観 第15回 米国債の3ヶ月既発債利回りについて

前回は、景気ウォッチャー調査(街角景気)の現状判断D.I.と米国債のイールドカーブを売買の指標に利用した場合の、日本株の投資収益について、調べました。 今回から、複数回にわたって、1980年代以前の米国債イールドカーブ(3ヶ月既発債ベース)…

投資観 第14回 街角景気とイールドカーブを指標に使った日本株投資収益

前回は、日本の景気後退の終了と、景気ウォッチャー調査(街角景気)の現状判断D.I.との関係について、調べました。 今回は、景気ウォッチャー調査(街角景気)の現状判断D.I.と米国債のイールドカーブを売買の指標に利用した場合の、日本株の投資収…

投資観 第13回 日本の景気後退の終了と景気ウォッチャー調査との関係

前回は、CABとイールドカーブを売買の指標に利用した場合の、米国株の投資収益について、調べてみました。 今回は、日本の景気後退の終了と、景気ウォッチャー調査の現状判断D.I.との関係について、調べてみます。 以下の図は、2001年9月から2…

投資観 第12回 CABとイールドカーブを指標に使った米国株投資収益

前回は、過去三回(1990年~2008年)の米国の景気後退の終了と、CAB(Chemical Acitivity Barometer:化学活動バロメータ)との関係について述べました。 今回は、CABとイールドカーブを売買の指標に利用した場合の、米国株の投資収益について、…

投資観 第11回 1990年~2008年の米国の景気後退終了とCABとの関係

前回は、1991年の日本の景気後退と、米国債のイールドカーブ(逆イールド)との関係について述べました。 今回は、過去三回(1990年~2008年)の米国の景気後退の終了と、CAB(Chemical Acitivity Barometer:化学活動バロメータ)との関係につ…

投資観 第10回 1991年の日本の景気後退と逆イールドとの関係

前回は、1990年の米国の景気後退と住宅統計、ISM製造業業況指数との関係について述べました。 今回は、1991年の日本の景気後退と、米国債のイールドカーブ(逆イールド)との関係について述べます。 以下のグラフは、1988年1月から1994…

投資観 第9回 1990年の米国の景気後退と住宅統計・ISM指数との関係

前回は、1990年の米国の景気後退とイールドカーブならびに米国の株価の関係について、述べました。 今回は、1990年の米国の景気後退における、住宅統計などの動向を振り返ってみたいと思います。 以下のグラフは、米国の住宅統計の主要な指標である…

投資観 第8回 1990年の米国の景気後退と逆イールドの関係

前回は、2000年の日本の景気後退と米国債イールドカーブの関係について、述べました。 今回は、さらに、年代を遡って、1990年の米国の景気後退とイールドカーブならびに米国の株価の関係について、述べます。なお、この時期には、米国で、S&L危機…

投資観 第7回 2000年の日本の景気後退と逆イールドとの関係

前回は、2001年の米国の景気後退と住宅統計、ISM製造業業況指数との関係について述べました。 今回は、2000年の日本の景気後退と、米国債のイールドカーブ(逆イールド)との関係について述べます。 以下のグラフは、1998年1月から2003…

投資観 第6回 2001年の米国の景気後退と住宅統計との関係

前回は、2001年の米国の景気後退とイールドカーブならびに米国の株価の関係について、述べました。 今回は、2001年の米国の景気後退における、住宅統計の動向を振り返ってみたいと思います。 以下のグラフは、米国の住宅統計の主要な指標である住宅…

投資観 第5回 2001年の米国の景気後退と逆イールドの関係

前回は、2008年の日本の景気後退と米国債イールドカーブの関係について、述べました。 今回は、年代を遡って、2001年の米国の景気後退とイールドカーブならびに米国の株価の関係について、述べます。 以下のグラフは、1982年5月12日からの米…

投資観 第4回 2008年の日本の景気後退と逆イールドの関係

前回は、2008年の米国の景気後退における、住宅統計と米国債イールドカーブの関係について、述べました。 今回は、2008年の日本の景気後退と米国債イールドカーブの関係について、述べます。 まず、日本と米国の歴史的な景気後退の関係を整理してみ…

投資観 第3回 2008年の米国の景気後退と住宅統計、逆イールドの関係

前回は、2008年の米国の景気後退における、米国の株価とイールドカーブの関係について、述べました。 今回は、米国の景気後退の先行指標として、イールドカーブとともに、代表的な指標である住宅統計との関連について、前回と同様に、2008年の景気後…

投資観 第2回 2008年の米国の景気後退と株価、逆イールドの関係

前回は、米国債イールドカーブが、米国の景気後退の先行指標としての特徴を持つことを説明しました。 今回は、米国の株価が、景気後退の先行指標として機能しているかどうかを、イールドカーブと比較しながら、2008年のリーマンショック時の景気後退を例…

投資観 第1回 米国債イールドカーブの特徴

米国債の10年債と3ヶ月債の利回り差、すなわち、イールドカーブは、その逆イールド(マイナス値)の発生が米国の景気後退に数四半期先行することが、経験的に知られています。 以下のグラフは、1982年5月12日からの米国債イールドカーブの推移です…

USDA報告 米国の農家の新規参入状況

米農務省(USDA)が、米国の農家の新規参入状況について、レポートを発表しました。 Beginning farmers and ranchers at a glance Beginning farmers: Fewer, smaller, older ・米国の100万件のすべての家族経営農家のうち、経験年数が10年未満の新規参入…

2000年~2013年 米・農家収入の推移と予測

上のグラフは、2000年から2013年までの米・イリノイ州北部における単位面積(1エーカー)当たりの農業収入の推移と予測です。 青色がトウモロコシ、赤茶色が大豆の栽培による収入です。 2013 projected crop farm incomes: A drought reprieve 20…

現代の農業への新規参入が難しい理由

Market Placeが、農業への新規参入が難しい理由を、農家を実家に持つロイターの記者に対するインタビューから、明らかにしています。 So you want to be a farmer... ・トムソン・ロイターの記者である クリスティァ・フリーランドさんの実家は、…

世界の地域別食糧需給の推移

Economist誌が、世界の地域別食糧需給の推移を分析していました。 How to feed a planet 上のチャートは、カーギル社の発表したデータに基づいて、1965年から5年毎の世界の地域別食糧需給の推移を表したものです。 供給側の大きな変化は、南ア…

米国の農家の高齢化問題

米ワシントンポスト紙から、米農務省高官が、米国の農家の高齢化に重大な懸念を表明したというニュースです。 Nation’s farmers, ranchers aging, USDA fears ・USDAのキャサリーン・メリガン副長官が、米国の農家全体を覆う懸念について、言及しました…

カリフォルニア州で、農業労働者向けの無料宿泊施設が提供され始める

Market Placeから、アメリカ、カリフォルニア州のワイナリーで、農業労働者向けの宿泊施設が無償提供されるようになったという話題です。 Napa wineries pitch in to house workers ・カリフォルニア州ナパのぶどう畑では、ちょうど、今の時期、…

2011年 米・農業所得 1036億ドル ↑

米・農務省の発表によると、2011年の米国の農業所得は、前年比31%増の1036億ドル(約8兆円)に達する見通しとのことです。 これは、過去最高金額で、2月時点の973億ドルとの見通しから、上方修正されました。 ブルームバーグ記事 USDA Farm …

水資源不足と人口急増、世界食料危機に直面 国連

これからの農業は、限られた農地と水資源をどのように有効利用して、増産に繋げるかが鍵になってくると思います。 例えば、穀物は、二期作や二毛作で、一年に複数回の収穫を行ない、野菜などは、垂直農法や工場生産で、単位面積あたりの収穫量を上げる工夫が…

【図解】世界の飢餓

この地図を見て気が付くのは、中国やインドを含めて、高い成長率を続けているアジア諸国でさえ、まだ、大半の国で、全体の5%から30%が飢餓に近い人達であるということです。 今後、これらの国が成長を続けて、飢餓を脱した人達が、肉や甘いものを食べ始…

今後40年間で急増する世界の人口と食糧需要

Farmland Forecastが、カナダのサスカチュワンで開かれた菜種国際会議での、興味深い講演内容を報告しています。 Get Ready to Feed the World ロバート・トンプソン博士は、世界銀行の元副総裁で、イリノイ大学教授を引退されました。以下…

鉱山用トラックのタイヤの価格が、ポルシェやコンドミニアムを上回る

ブルームバーグから、資源ブームによって、鉱山開発用の巨大なトラックのタイヤの価格が高騰して、ポルシェやマイアミのコンドミニアムの価格を上回っているというニュースです。 Mining Boom Makes Truck Tires Pricier Than Porsches, Condominiums in Mia…

世界的なココナッツ不足で、米国のジュース産業が打撃

MarketPlaceから、世界的なココナッツ不足で、米国のジュースバーの経営が苦しくなっているというニュースです。 Where have all the coconuts gone? ・最大の生産国であるタイで、激しい干ばつと洪水が発生した為、ココナッツの輸出が停止してい…

ファンドマネージャーから農家へ転進のバーチ氏 欧州の乾燥天候が気掛かり

ブルームバーグから、元ファンドマネージャーで、現在、英国で農家を営んでいるグラハム・バーチ氏が、欧州を襲っている乾燥天候の影響を懸念しているというニュースです。 スター運用者から農家に転身のバーチ氏、欧州脅かす乾燥天候と闘う ・バーチ氏は、…