米国の農家の高齢化問題

ワシントンポスト紙から、米農務省高官が、米国の農家の高齢化に重大な懸念を表明したというニュースです。


・USDAのキャサリーン・メリガン副長官が、米国の農家全体を覆う懸念について、言及しました。

・農家の高齢化という問題には、干ばつや病害虫といった問題と異なり、打つ手は、殆どありません。

・最も高齢化の激しいニューメキシコ州では、農家や酪農家の平均年齢は、60歳です。

・隣接するアリゾナ州テキサス州も、それに近い数字です。

・USDAは、2012年の統計作成に着手しましたが、メリガン副長官は、さらに、高齢化が進んでいると予測しています。

・メリガン副長官は、全国の大学を訪問して、農業を専攻する学生の増加を要請しました。

・最近のブログの投票では、農業が、最も役に立たない学位として、発表されました。

・しかし、専門家の予測では、世界の人口の増加によって、2050年までに、農業生産高を70%高める必要があります。

・USDAの統計では、一人の25歳以下の若者に対して、五人の75歳以上の高齢者が、農業を行っている割合です。

・若者が農業に参入出来ない理由として、農地価格の上昇、資金調達の難しさなどが挙げられます。