2012/4 世界のコーン需給 14.1% 在庫率 ↓

米農務省が発表した世界のトウモロコシ需給報告(2012年4月)によると、期末在庫率は、前月から0.2%減の14.1%となりました。


生産量:864.97(+4.3%)
消費量:867.29(+2.3%)
期末在庫量:122.71(-1.8%)
期末在庫率:14.1%(-0.6ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの変更点】
消費量は、中国の飼料用需要の小麦への代替から下方修正。

【需給】
生産量は、米国・アルゼンチンでの夏期の高温・乾燥等による減産はあるものの、中国、ウクライナが史上最高で、ブラジルでも夏作の高温・乾燥の影響を冬作の作付増でカバーし史上最高となり、世界全体でも史上最高の見込み。一方、中国の堅調な飼料用需要等から、世界の消費量も増加する見込み。世界の生産量は消費量を下回り期末在庫率は低水準。米国においても期末在庫率は6.3%と前年度(8.6%)より低下。

【価格】
2012年1月当初、世界的に在庫が豊富な中、米国産の輸出需要の低迷等により値を下げたものの、現在6ドル半ばで推移。