原子力発電

フランス 原発の輸出拡大に暗雲が漂う

Market Placeから、フランスが開発した新型の原子炉の輸出が、難しくなっているというニュースです。 French nuclear power export hopes dim ・日本の福島第一原子力発電所の事故から、まもなく、一年が過ぎようとしていますが、世界の原子力産…

大日本スクリーン製造と日本大学 核融合発電に関する共同開発を開始

大日本スクリーン製造の完全子会社クォーツリードと日本大学が共同で核融合発電に関する共同開発を開始しました。 クォーツリード ・安全でクリーンな核融合発電の実用化に向けた研究が世界各国で進められているが、超高温のプラズマを閉じ込める大型核融合…

2025年における発電コスト比較・・・石炭、天然ガス、原子力、風力

上のグラフは、米国のエクソン・モービル社が2010年に公表した、「エネルギー見通し」で、2025年における発電コストを比較したものです。 A view to 2030 左から、Coal(石炭)、Gas(天然ガス)、Nuclear(原子力)、Wind(風力)…

日本の原発事故にも揺るがないアジアの原子力ブーム (AFPbb)

インド洋大津波に襲われたタイや、国内で石油や天然ガスを産出しているマレーシアやオーストラリアは、原発に対して慎重な姿勢ですが、他のアジア諸国は、今のところ、計画を撤回する動きを見せていないようです。 他に選択肢が無いというのが、おそらく、最…

日本の原発というスワンは、どの程度、ブラックなのか

上の二枚の写真は、福島第一原子力発電所を上空から撮影したものです。 1枚目が、地震の前に撮影したもので、2枚目が津波襲来の後に、撮影したものです。 二枚を比較すると、津波の後で、海に面した建物が何棟か、失われているか、泥で判別が付かなくなっ…

逆風にさらされる米国の原子力発電

Market Place から、天然ガス価格の下落が、米国の原子力発電の推進を妨げているというニュースです。 Nuclear power roadblock: Natural gas ・3年前の2007年には、原子力発電の力強い復活が確実視されていました。 ・NRG Energy社は、30年間で初の…

仏DCNS社 海底原発のイメージ動画

時事通信より、フランスで、軍艦などの製造を手掛けているDCNS社が、原子炉を海底に沈めて発電する「海底原子力発電所」の開発計画を明らかにしたというニュースです。時事ドットコム ●引用開始 仏造船大手DCNSは20日、原子炉を積載した筒状施設を…

高速炉サイクル技術の国際動向

日本原子力研究開発機構が、各国の高速炉サイクル技術の開発動向のレポートを作成・公開しています。 高速炉サイクル技術の国際動向 上のグラフのように、ロシアとインドが2020年、中国が2030年、フランスと韓国が2040年の運転開始を目指してい…

中国、画期的な核燃料再処理技術を開発 CCTV報道

詳しい情報は報道されていないので、真偽の程は分かりませんが、中国が核燃料の再処理技術の開発に、相当な規模の投資を行っていることは、間違い無いと思います。

東芝 次世代小型原子炉の実用化にメド

東芝が次世代小型原子炉の実用化にメドをつけたという日経新聞のニュースです。 ●引用開始 東芝は長期の連続運転が可能な次世代原子炉の実用化にメドをつけた。原子炉で発生した熱を伝えるための配管や専用ポンプの安全技術を確立したもので、いずれも「4S…

世界のウラン資源、今後100年分は十分 (NEA・IAEA共同研究)

今回のNEAとIAEAの研究報告は、かなり楽観的な見方ですが、これまで、ウランの探鉱活動や調査に充分な投資が行われていなかったために、実は、このような結果も予想されてきました。 石油資源のピークアウトが近づいているので、再生可能エネルギーと…

TWR:Traveling Wave Reactor 進行波炉の解説

昨日、ビル・ゲイツが出資しているTerraPowerという米国の原子力ベンチャーと、東芝が次世代型原子炉の共同開発を検討しているというニュースが、伝えられました。 東芝、ビル・ゲイツ氏と次世代原子炉開発を検討 TerraPowerが、開発しているのは、Traveling…

Brian Wang 氏 ウランの埋蔵量は、2020年までは十分ある

TODに、科学ブログのnextbigfuture.comで有名な Brian Wang 氏が、ウランの埋蔵量について、寄稿しています。 Uranium supplies are likely to be adequate until 2020 ・カザフスタンは、2020年までに、現在の世界生産量に匹敵する年間4万トンまで…

中国の第3世代原子炉 ウェスチングハウス社の「AP1000」が優位に

各国で採用予定の第3世代原子炉の問題が指摘されていますが、中国では、東芝子会社のウェスチングハウス社の「AP1000」が優位に立っています。 第3世代炉の安全問題と中国の炉型戦略(1) 第3世代炉の安全問題と中国の炉型戦略(2) ●サーチナより引用…

日本の原発3社 新興国向けの小型原子炉の開発に着手

日本の原発3社が、新興国向けの小型原子炉の開発に着手したというニュースです。 Nikkei NET ●引用開始 東芝は出力1万キロワット級の超小型炉を開発、2010年秋にも米国の規制機関に設計認証を申請する。 三菱重工は35万キロワット級小型炉の設計に着手した…

エネルギー源としての月

月の土壌に大量に含まれているヘリウム3は、核融合の燃料として、有望であると言われています。 例えば、計算上、月の砂に吸着されているヘリウム3をすべて使えば、現在の世界で使われている電力の数千年分のエネルギーが得られるとされています。 JAXAの…

ロシア 鉛ビスマス型高速増殖炉 SVBR-100

上の図は、ロシアで開発中のSVBR-100と呼ばれている高速増殖炉の原理図です。 このSVBR-100は、冷却材として、鉛ビスマス合金を使った小型の原子炉で、2020年の商業運転を目指しています。 TODで、このユニークな原子炉について解説…

電力会社 原子力発電関連の技術者を中心に、採用強化

電力会社が原子力発電関連の技術者を中心に、採用を増やしているというニュースです。 東京電力など10年度採用 軒並み高水準 安定供給へ技術系中心に増強 【2010年度の採用計画】 東京電力:昨年度よりも、300人増員 中国電力:昨年度よりも、11…

ウランの将来的な供給量予測

TODの Gail the Actuary 氏が、ウランの将来的な供給量予測をまとめて、公開しています。 How Long Before Uranium Shortages? ウランの供給量予測は、極端な楽観論から超悲観論まで、非常に議論があるところですが、Gail the Actuary 氏の予測は、比較的に…

中国の原子力発電所立地点

サーチナで、中国の原子力発電所立地点という地図を見つけました。 これを見ると、華南地域に多くの原発が計画中であることが分かります。 これだけ多くの原発を作っても、全体の電力需要の数%ですから、恐ろしいものがあります。 この地図を作ったのは、以…

トリウムを原料とした原子力発電

TODでトリウムを原料とした原子力発電について、取り上げられていました。 The Liquid Fluoride Thorium Paradigm トリウムは、ウランよりも豊富に自然界に存在し、発生する放射性廃棄物の量も少なく、取り出せる兵器転用可能なプルトニウム量も少ないなどの…