気候変動
New York Times紙が、米国における過去の干ばつの深刻さを、1896年以来の各年毎の地図で視覚的に分かり易く示していました。 Drought’s Footprint 上の図は、深刻な干ばつに見舞われた、1934年、1988年、そして、今年の干ばつの被害…
地球温暖化が進んでいるかどうかについては、議論の余地がありますが、2010年のロシアでの干ばつのように、近年、熱波による農作物への被害が増えているのは、確かなようです。 イネと同様に、小麦についても、耐熱性の品種を可能な限り速やかに開発して、普…
上の写真は、米・ミネソタ州のFaribault地区の農地です。 平年、この地域は、12月には、雪や霜で覆われますが、今年は、暖冬のため、写真のように、雪がまったく見当たりません。 冬季の低温は、病害虫の被害を減らす為に、重要ですが、このような状況が続…
米国の Intellectual Ventures というベンチャー企業が、台風やハリケーンの勢力を、機械を使って人工的に弱める技術を提案しているというニュースです。 下は、ABCのインタビューで、後半部分でその技術について、解説しています。 A Simple Solution to…
Market Placeから、今年の異常な熱波と干ばつに苦しんでいるテキサス州の農家に関するレポートです。 Hot temps melt away Texas' agriculture business ・まだ、午前10時30分ですが、Dan Pacatteの農園の気温は、既に華氏94度です。 ・Pac…
この高温によって、米国産トウモロコシの収穫量が減少する懸念が出てきています。 CNBC
インドネシアのような低緯度地域での火山噴火は、地球の気象に与える影響が大きくなります。 しばらく、注意が必要です。
現在、ソマリア、エチオピア、ケニアなどのアフリカ東部では、過去60年で最悪の干ばつに見舞われています。 関連記事 今後、これらの国への国際的な支援が大きな課題となってくると思います。
以前から、大気中の硫黄が温暖化の進行を抑制する可能性があることは、専門家から指摘されて来ました。 今回の中国の石炭燃焼起因説が注目されるのは、1998~2008年に一定の気温上昇が見られなかったことのみならず、2009年から再び気温が上昇し始めたことも…
この報告書では、2050年までの気温上昇予測、農業人口密度、現在の食糧不足の状況という3種類のデータを世界地図に重ね合わせることで、食糧危機に見舞われる可能性が高い「ホットスポット」を特定しました。 CGIAR 予測では、西アフリカ、アフリカ南部…
アフリカ東部から、中東のイラク、イラン、さらに、アフガニスタンなどの中央アジア地域を経由して、最終的には、中国にかけての、広大なユーラシア地域全体が、毎年、深刻な干ばつに見舞われています。 今年は、アフリカ東部と中国の干ばつが、特に、深刻な…
ブルームバーグから、国連機関の専門家が、世界的な気候変動の激化と、それによる、食糧生産への悪影響に警鐘を鳴らしているというニュースです。 Global Food Production May Be Hurt as Climate Shifts, UN Forecaster Says ・世界気象機関の Omar Baddour…
この記事によると、干ばつで枯れた木が腐敗して、1年間に最高で、米国の年間CO2排出量に匹敵する50億トンのCO2が大気中に排出される可能性があるとのことです。 地球が温暖化に向かっているのか、寒冷化に向かっているのか分かりませんが、乾燥化が進んで…
今年の冬の寒さを考えると、地球が温暖化に向かっているのか、寒冷化に向かっているのか、判断が難しいところですが、気候変動の振れ幅が大きくなっているのは確かなようです。
AFPによると、フランスとドイツを合わせた面積にほぼ等しい範囲の各地に被害をもたらしているとのことです。 農業被害としては、広範囲で綿畑やサトウキビ畑が完全に水没したほか、メロンやトマト、マンゴー、バナナの価格が急騰する可能性があると伝えて…
上の地図のように、オーストラリアの東部・南部では、ラニーニャによる大雨の被害が深刻になっています。 NHKのニュースによると、さらに、暖かい気候によって、75年ぶりにバッタが大発生して、農作物への被害が深刻化しているそうです。 豪 75年ぶり…
米国の保険会社にとって、既に、地球温暖化の有無を議論する段階は過ぎて、温暖化リスクを保険料にどう反映するかという段階に達しているというニュースです。 Insurance companies have no doubts about global warming ・グランド・バハマ島は、2004年…
IPCCのコンピューターモデルによる結果を使用している点は、気になりますが、このような、温暖化で「大干ばつ」の発生が予測されるという研究結果は、頭の中に入れておいた方が良さそうです。 実は、地球寒冷化の時期にも、温度の低下による冷害だけでなく…
まだ、この豪雨による被害の全容が分かっていませんが、別のニュースソースでは、90万人が被災しているという情報もあります。 被災規模から見て、農作物への被害が出ている可能性が高いと思います。 また、大西洋で2つのハリケーンが発生して、カリブ海…
今年の夏は、北半球では、各地で異常な高温・乾燥が続いてますが、南半球でも、冬にも関わらず、記録的な高温乾燥の天候になっています。 既に、ブラジルでは、サトウキビなどの農産物の生産にも影響が出てきています。 Bloomberg ブラジルのUnicaは、…
世界的な夏の猛暑にも関わらず、あまり、温暖化が話題にならないのは、上の記事のように、南半球が厳冬になっているからです。 まだ、農作物への影響は少ないようですが、大豆の生産量が多いアルゼンチンの動向は、注意深く見守る必要がありそうです。 ただ…
このニュースのポイントは、「1~6月期、4~6月期の平均気温についても、観測史上最高だった。」という点です。 すなわち、2010年に入ってから、ずっと、地球規模で高温が続いているという訳です。 原因は不明ですが、高温で海上で発生する水蒸気量が増え…
昔から「日照りに飢饉なし」と言いますが、中国の歴史上も、温暖化よりも、寒冷化による食料不足の方が圧倒的に深刻な国難を引き起こしていたようです。 ●引用開始 この研究で気温が低い期間には干ばつや洪水が多いことも分かったが、紛争や王朝崩壊に最も直接…
ブラジルの中南部では、乾燥した天候が続いていると聞いていましたが、北東部のアマゾン川流域では、大雨のようです。 農業に深刻な被害が出ることが懸念されます。
どのようにして、大量の二酸化炭素が海底に蓄積されて、しかも、それが南極海の底に集められ、一気に吐き出されたのか、地球の気候変動に関しては、未知の領域が大半を占めています。
当初、想定したよりも大きな噴火になっています。 火山灰による気候変動への影響も、少し気になってきました。 赤十字のレポートによると、トゥングラウア火山の最初の噴火時には、噴煙は一時上空10キロにまで達し、火山灰は185キロ離れた首都キトや最大の都…
アイスランド、グアテマラ、エクアドルに続いて、南太平洋のバヌアツでも火山が噴火しました。 世界の気候にどの程度の影響を与えるか、注意が必要です。
客観的なデータは、まだ、見ていませんが、写真からは、結構、激しい噴火のように見えます。
上の地図は、気象庁の5月12日~5月18日の異常気象監視速報に載っていた地図です。 各地で異常な高温(朱色)が観測されていることが分かります。 日本など東アジアでは、寒気が流れ込んでいるので、実感はありませんが、世界的には、3月以降、各地で…
上の記事によると、アイスランドの地質学者は、溶岩流が止まっており、噴火の規模が大きくなっていると指摘しているそうです。 カトラなど近隣の火山が連鎖的に噴火する確率は、まだ、低いものの、今後も注意深く監視を続けようと思います。 カトラのWeb…