気候変動

「魔女の火山」カトラ、連鎖噴火を警戒 アイスランド

アイスランドのカトラ火山は、今回、噴火のあったエイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajokull)氷河のEyjafjoell火山の東方数キロの位置にあって、歴史上、二つの火山は、何度も連鎖的に噴火してきました。 規模が10倍と言われているカトラ火山の噴火が…

インド各地で季節外れの熱波、ニューデリーは43.7度を記録

今年もインドの天気には注意が必要なようです。 もし、二年連続の干ばつになると、砂糖やコメなどの農産物価格に大きな影響が出るはずです。 アイスランドの火山灰、北米のハリケーンなども含めて、気象に関する不安材料が、この一週間で、たくさん出てきま…

ハリケーンの当たり年になるという予報が出されている

今年の夏の大西洋は、平年以上のハリケーンが発生するという予報が出されました。 Hurricane season's set to test lessons learned ・カトリーナとリタの発生から5年が経ちましたが、今年はハリケーンの活動が活発化するという予報が出されました。 ・この…

メコン川の水位が数十年ぶりの低さに、東南アジアでも干ばつ

中国南西部から東南アジアにかけての地域では、昨年の秋から厳しい干ばつが続いています。 このまま、乾燥天気が続くと、今年の食糧生産に大きな影響が出ることが懸念されます。 近年、東アフリカからアジア地域のユーラシア大陸の各地では、乾燥天候が続い…

減り続ける米国のミツバチ、大寒波でさらに減少か

●上の記事からの引用 ミツバチ個体数の今冬の正式データは4月に発表されるが、米養蜂家協会のデビッド・メンデス(David Mendes)会長は、減少率は30~50%に達するだろうと話す。 日本でも蜜蜂の減少は、受粉に利用している果樹園農家などにとっても、深刻…

中国で100年来の大干ばつ

このニュースは、当ブログで、何回か伝えていますが、被害は深刻さを増しているようです。 以下は、読売新聞からの引用です。 ●引用開始 華僑向け通信社「中国新聞社」(電子版)などによると、特に、雲南省全域、貴州省の大部分、同自治区の一部地区では干…

中国南部から東南アジアの干ばつが深刻化 農業生産に打撃

アジア南東部の干ばつが深刻な状況になってきました。 Drought in Southeast Asia impacting millions, costing billions ・この半年間続いた少雨の状況は、未だに改善を見せていません。 ・中国南部、タイ、カンボジア、ミャンマー、ベトナムなどのインドシ…

米北東部で大雪、ニューヨークの学校はすべて休校に

米国の北東部は、2月に入って、3度目の大雪だそうです。 経済活動や農作物の生産にも大きな影響が出ています。

「土壌放出のCO2は過小評価されている」、フィンランド環境機構

熱帯雨林も、森林火災などで光合成する力が低下し、二酸化炭素の放出量の相対的な増加によって、温暖化ガスの供給源となっているという研究も、最近、発表されました。 また、農地から放出される亜酸化窒素は、二酸化炭素の300倍の温暖化効果があると言わ…

異常気象の原因エルニーニョ現象を14か月前に予測、気象研究チーム

この研究成果によって、エルニーニョが早期に予測できるようになると、農家がエルニーニョに備えて、栽培する作物や作付時期を、予め最適に選択することが可能になります。 さらに、エルニーニョによるリスクをヘッジする金融デリバティブ商品の開発も、考え…

「ヒマラヤ氷河は2035年までに消滅」は誤り?国連が見直し決定

●上の記事からの引用 また、第4次評価報告書の作成に関わったオーストリア・インスブルック大学(University of Innsbruck)の氷河学者、Georg Kaser氏はAFPに対し、発表から数か月前の2006年末にこの予測が「重大な誤り」であることに気付き、同僚らに伝え…

中国北部に大雪、北京で氷点下16度 (韓国・イギリスも大雪)

クリスマス寒波に続いて、ニューイヤー寒波が中国を襲っています。 上の記事によると、北京の4日と5日の最低気温は氷点下16度と、数十年ぶりの記録的な冷え込みになっているそうです。 韓国やイギリスでも、寒波の影響が出ています。 韓国でも大雪、4時間で1…

「稲作」も地球温暖化を促進する?

水田による稲作は、メタンガスの排出量が増えたり、貴重な水資源を大量に消費することから、環境負荷が大きいと言われています。 主に、ウシのゲップと生分解性の埋め立てごみから発生し、温暖化ガスの排出量の20%を占めるメタンガスは、CO2の20倍の…

チベット高原の急速な気温上昇、原因にインド亜大陸の「黒色炭素」 NASA

ゴルフ場などに降った雪を融かすために、人工的にカーボンブラックを撒く事がありますが、それと、原理は同じです。 おそらく、インド亜大陸の車や工場から大量に排出された黒いススが、風に乗ってチベット高原の雪や氷河に降り注ぎ、それが、融雪剤として機…

気候変動がアフリカを直撃、各地に見られる異常現象

アフリカの気候変動で、特に、深刻なのは、東北部の乾燥化です。 この地域のスーダン、ソマリア、ケニア、エチオピアなどの国で発生している紛争の多くは、乾燥化による農業の衰退が原因と言われています。 特に、ケニアは、キリマンジャロの万年雪の消失の…

インド、国土の4分の1が砂漠化 森林伐採や過放牧で

私たちがインドと聞くと、先入観から熱帯雨林のジャングルのような場所を想像していますが、上のニュースが伝えているように、急速に乾燥化、砂漠化が進んでいる国なのです。 背景にあるのは、急速な人口の増加で、食糧増産のために、過剰揚水を行って塩害が…

81年ぶりの秋の黄砂が示唆する中国の干ばつの深刻さ

気象庁によると19日、九州北部から山陰地方の松江市にかけて、黄砂が観測されました。 九州・山陰に異例の「秋の黄砂」、中国内陸部の日照り影響か(サーチナ) 黄砂は、朝鮮半島南部でも観測されており、中央日報によると、1928年10月29日に済州道(…

インド 7月から9月の降水量は、1972年以来の記録的な少なさ

今年のインドの干ばつは、1972年以来、すなわち、30年に一度の記録的なものだったというニュースです。 India’s Monsoon Is Driest in More Than Three Decades (Update2) ・インドの記録的な干ばつによって、世界第二位の生産量を誇るコメ、小麦、サ…

アジア開発銀行 気候変動による南アジア諸国の食糧危機の危険性を警告

アジア開発銀行が、気候変動による南アジア諸国の食糧危機の危険性を警告しました。 Climate Change Threatens Water, Food Security of 1.6 Billion South Asians ・気候変動によって南アジアのトウモロコシ、小麦、米の収穫量が減少して、この地域の16億…

2009/8/15 太陽の黒点数ゼロを継続中

黒点情報・・・2009/7/11から2009/8/15まで、1ヶ月以上、太陽の黒点数ゼロを継続中です。 黒点の数は約11年周期で増減を繰り返し、2008年から2009年に増加に転じるはずでしたが、上のように増える気配がありません。 このままの状態が長引くと、地球の気…

2009/8/8 太陽の黒点数 ゼロを継続中

黒点情報・・・(2009/8/8) 2009/7/11から太陽の黒点数がゼロを継続中です。 上のグラフは、NOAAが作成している2000年からの太陽の黒点数の推移(青い線)と、11年周期に基づく今後の予測(赤い線)です。 Solar Cycle Progression 11年周期では…

太陽の黒点数と農産物の生産量

太陽の黒点について話題になっているので、少し整理してみました。 上は、今年に入って、ゼロの状態が続いていた太陽の黒点が、7月の上旬に、出現したというニュースです。 しかし、7月11日以降、再び、太陽の黒点がゼロとなり、現在までその状態が続い…

インド 降雨不足で田植えに遅れ 食糧輸出を禁止へ

インドの干ばつで、砂糖の他にも、大豆や小麦の価格に影響が出て来ています。 上のニュースを読むと、コメの価格に影響が出るのも、時間の問題のようです。 一方で、日本の梅雨は、長引いていますが、エルニーニョの出現による気候変動が世界的に現れている…

インド モンスーンの雨不足で、電力不足の懸念が増大

TODから、インドのモンスーンの雨不足で、水力発電の電力不足が懸念されているという記事です。 Energy Shortages, the Monsoon, India and Pakistan ・インドの北部平原の土壌は乾燥して、気温は40度半ばまで上昇しています。 ・インドでは、水力発電…

太平洋でエルニーニョ現象が発生、米国海洋大気庁

エルニーニョが発生して、太平洋中央部の海水温が上昇すると、メキシコ湾やカリブ海で、大型のハリケーン発生の引き金になると言われています。 カトリーナのような大型のハリケーンが発生すると、石油関連設備の被害予想から原油価格が上昇します。 また、…

エルニーニョの移動とハリケーンの多発との因果関係

ブルームバーグから、エルニーニョの移動とハリケーンの多発との因果関係が解明されつつあるというニュースです。 Hurricanes May Increase in Gulf as El Nino Shifts in Pacific ・サイエンス誌によると、ジョージア工科大学の研究の結果、太平洋の海水温…

地表オゾン濃度の上昇で、農産物への被害が深刻化

NASAの研究によると、地表におけるオゾン濃度の上昇で、米国の大豆生産に年間、20億ドルの被害が出ているとのことです。 Rising Ozone Levels Causing $2 Billion Annually in Soybean Crop Damage: NASA Research ・19世紀から20世紀初頭にかけて…

世界各地の水源と紛争当事国

国際協力の専門家である※山本敏晴氏によると、「北アフリカから中東、中央アジアの地域の内戦の原因の多くは、乾燥化による水の奪い合いだ。」という事です。 山本敏晴氏のブログ 世界各地の水源と紛争当事国を列挙すると以下のようになります。 ヨルダン川: …