81年ぶりの秋の黄砂が示唆する中国の干ばつの深刻さ

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気象庁によると19日、九州北部から山陰地方の松江市にかけて、黄砂が観測されました。


黄砂は、朝鮮半島南部でも観測されており、中央日報によると、1928年10月29日に済州道(チェジュド)で観測されて以来81年ぶりとのことです。

中国内陸部やモンゴル西部が日照り続きで表土が乾燥すると、黄砂の原因になる砂塵嵐(さじんあらし)が発生しやすいといわれています。(サーチナ

確かに、この夏、中国では、新疆ウイグル自治区や、内蒙古自治区の中東部、東北地方の西部、華北地方の南西部、江南地方の西部などの広い範囲で、深刻な干ばつが続いており、トウモロコシや大豆などの穀物生産に影響が出ています。
中国の北東部で深刻な干ばつ

珍しい秋の黄砂は、中国の干ばつの深刻さと関係があるのではないかと考えています。