2009年9月 米・住宅着工件数 59万戸

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重要な経済指標である米国の住宅着工件数が発表されました。

9月の米・住宅着工件数は、季節調整済みの年率換算で前月比0.5%増の59万戸となりました。
全体の8割を占める一戸建て住宅は、前月比3.9%増の50.1万戸と堅調な中で、集合住宅は前月比15.2%減の同8.9万戸と全体の足を引っ張りました。


一戸建て住宅の着工件数は、現在の水準を4ヶ月間続けています。

上のグラフは、住宅着工件数の推移で、赤い線が一戸建ての件数、青い線が全体の件数です。

拡大図は、以下のリンク(CR氏のブログ)を開いて、グラフをクリックしてください。
Housing Starts in September, Moving Sideways

グラフを見て分かるように、一戸建て住宅の着工件数は一月に底を打っています。
しかし、差し押さえの増加などで住宅在庫が積み上がっているので、しばらくの間は、住宅の着工件数の水準は、現在の低い水準で維持され、大きくリバウンドすることは無いと思われます。

また、今回、同時に発表された一戸建て住宅の完成件数は、46.4万戸と着工件数を大きく下回っています。
従って、住宅建設業の失業率は、近くピークアウトすると考えられます。