チベット高原の急速な気温上昇、原因にインド亜大陸の「黒色炭素」 NASA

ゴルフ場などに降った雪を融かすために、人工的にカーボンブラックを撒く事がありますが、それと、原理は同じです。

おそらく、インド亜大陸の車や工場から大量に排出された黒いススが、風に乗ってチベット高原の雪や氷河に降り注ぎ、それが、融雪剤として機能しているのだと考えられます。

いくら、温暖化ガスだけを減らしても、チベット高原の局地的な気温上昇や氷河の融解を防ぐことは、出来ないはずです。

また、チベット高原は、中国の長江やインドシナ半島を流れるメコン河の水源になっており、急速な氷河の融解は、流域の農業生産に深刻なダメージを与えます。