ヒマラヤ山脈、青海チベット高原で山岳氷河の減少

8月31日~9月1日の2日間、ネパールの首都カトマンズに、アフガニスタンバングラデシュ、インド、モルディブ、ネパール、パキスタン、そしてスリランカの代表が集まって、ヒマラヤ山脈での気候変動の影響に歯止めをかけようと話し合いを行ないました。


ヒマラヤ山脈は、インドのガンジス川、中国の揚子江、ネパールのカルナリ川、そしてパキスタンインダス川の水源にあたります。

・ヒマラヤの山岳氷河が解けるとこれらの水路への水の供給が減少し、健康問題や農産物の生産、水力発電計画が脅かされ、食料や水不足を招く恐れがあります。

・レスター・ブラウン氏は、「ヒマラヤ山脈や青海チベット高原で山岳氷河の規模が急速に縮小しており、穀物や米を栽培するために河川から水を引いている地域では、まもなく水量が減少する可能性がある。」と述べました。

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東南アジアを流れるメコン河の源流は、青海チベット高原にあります。
従って、山岳氷河の減少は、中国や南アジアばかりでなく、東南アジアの農業生産にも影響を与えます。