以前から、大気中の硫黄が温暖化の進行を抑制する可能性があることは、専門家から指摘されて来ました。
今回の中国の石炭燃焼起因説が注目されるのは、1998~2008年に一定の気温上昇が見られなかったことのみならず、2009年から再び気温が上昇し始めたことも、うまく説明できることです。
もし、この説が正しいとすると、中国が環境規制を厳しくして、大気汚染が減れば減るほど、地球の温暖化が進む事になります。
環境規制と同時に、炭素税の導入や、二酸化炭素の排出量規制が必要になってくるかもしれません。