インドの砂糖需要 景気に左右されずに長期的に伸び続ける理由

景気に左右されずに長期的に伸び続けるインドの砂糖需要に関するニュースです。


・インド政府は、砂糖の生産不足による価格高騰を抑えるために、2月に粗糖輸入の規制を緩和し、さらに、今月の13日に白糖の輸入関税を100万トンを上限に免除する決定を下しました。

・長期投資家は、世界最大の砂糖消費国であるインドの止まることを知らない需要に注目すべきである。

・インドでは、各地に建設されるショッピングセンターの影響で、アイスクリーム、ソフトドリンク、チョコレート、ケーキなどの販売が拡大しています。

・これらの業界の成長率は、年22%に達しています。

・また、穀物価格の上昇によって、10億人超の人口の3分の2を占める農村部で、砂糖の消費が伸びていますが、それでも、まだ、都市部の消費の3分の1に過ぎません。

・国民一人あたりの砂糖消費量を比較すると、インドは、米国や欧州、タイ、メキシコを大きく下回っています。

・中国は、インドの半分程度ですが、ソフトドリンクの消費量は、インドの7倍です。

・もし、インドのソフトドリンクの消費量(年1本)が中国と同程度(年7本)に増加すれば、350万トンの砂糖が消費されます。

・インドの砂糖消費量の伸びは、この5年間で、3%から5%でした。今年の伸びは、経済成長率が9%も減少するにも関わらず、保守的に見て、4.4%(150万トン)です。