上のグラフは、2005年からの米国におけるクレジットカードの貸倒れ比率の推移です。
2008年の後半から貸倒れ比率が上昇していることが分かりますが、2009年3月の貸倒れ比率は、前月より1%以上悪化して、9.33%に急上昇しました。
クレジットカードの貸倒れは、失業率の上昇に連動して増加することから、今後、一年間は、上昇傾向が続くことが予想されます。
金融機関の証券化商品の損失は減少傾向にありますが、しばらく、クレジットカードと商業用不動産の不良資産の増加が、銀行財務に悪影響を与え続けると考えられます。