世界的な砂糖不足懸念から砂糖市場反騰

砂糖の需給逼迫が続く見通しであるというニュースです。


・インドは、今年度、400万トンの粗糖を輸入しましたが、来年度は、600万トンの輸入が必要になると、アナリストは分析しています。

・東南アジア最大の輸入国であるインドネシアは、「国内需要を満たすために、輸入量を拡大するだろう。」と通商大臣の Mari Pangestu 氏が述べました。

・ブラジルのサンパウロ北方の州では、1948年以来、最大の降雨に見舞われています。

・世界最大のサトウキビ収穫地域である、サンパウロを含むブラジル中南部では、8月後半の収穫量が、降雨によって、前半よりも25%減少しています。

・雨が降ると、湿度によってサトウキビのスクロース成分が減少するために、通常、農家は収穫を遅らせます。

・ISOによると、今年度の世界の砂糖の供給不足は、935万トンに達し、来年度も500万トンになると予想しています。