ブラジルの砂糖生産高 降雨によって減少する見込み

降雨によって、ブラジルの砂糖生産高が予想を下回りそうだというニュースです。


・ザーニコフ社によると、ブラジル中南部の降雨によって、サトウキビの収穫が遅れているため、3月から12月の砂糖生産高は、事前予想の3,070万トンを4.9%下回る2,920万トンとなる見込みです。

・今年の4Qには、再び、降雨が続く予報が出ています。

・気象条件が大きく変わらない限り、砂糖生産量は、これ以上増えないと考えられます。

・今年のブラジル総砂糖生産高は、事前予想の3,535万トンを下回る3,385万トンとなると考えられます。

・ISOは、9月2日に、今年度の世界の砂糖供給不足量が1,040万トン、翌年度は840万トンになる可能性があると発表しました。

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エルニーニョの影響で、今後、ブラジルやアルゼンチンは雨が続くと予想されています。
南米の穀物生産には、朗報ですが、砂糖生産には、あまり喜ばしくない気象条件です。