コーサンによると、ブラジルの来年度の砂糖生産は、減少する見通しです。
・コーサンによると、ブラジル中南部の来年度の砂糖生産は、今年の2800万トンから減少する見通しです。
・コーサンのCEOのマルコス・ルッツ氏は、「皆が、来年のブラジルの砂糖生産が増えると言っているが、大半の製糖所は、肥料に充分な投資を行っていないし、サトウキビ畑の更新も不十分だ。従って、収量は低下するだろう。」と述べました。
・ルッツ氏は、また、「製糖所の多くは、キャッシュが不足しており、設備のメンテナンスが出来ていないので、収量は低下する。今年の11月までの収穫も、降雨不足で、予想より少ないだろう。」と述べました。
・「乾燥した天候は、サトウキビに含まれるスクロースには良い事だが、単収には悪影響だ。」とも述べています。
・ルッツの見積もりでは、今年のブラジル中南部のサトウキビの収穫量は、5億8000万トンで、UNICAによる政府通しの5億9590万トンよりも、低くなっています。
・砂糖の生産量も、UNICAの3410万トンよりも、250万トン(7.3%)少なく見積もっています。