南アメリカ各国の天然ガスの需給動向

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TODで、南アメリカの各国における天然ガスの需給を分析した結果が、公開されています。


上の図は、アルゼンチンにおける天然ガスの生産量(灰色の棒グラフ)、消費量(黒の線グラフ)、ネットの輸出入量(緑色が輸出、赤色が輸入)を表したものです。
アルゼンチンは、2009年に天然ガスの純輸入国に転落しました。

南アメリカは、これまで域内で天然ガスを自給してきたが、LNGに対する需要が大幅に高まってきている。

ボリビアベネズエラという大きな埋蔵量を持った国が存在するにも関わらず、政治的な混乱で開発が進まず、また、長期間に渡って天然ガスの輸出国だったアルゼンチンが輸入国に転落したことにより、南アメリカのガス不足を招いている。

・ペルーは、ガスの輸出力を高めたが、ブラジル、アルゼンチン、チリなどの主要国は、LNGの受け入れ基地を増設して、さらに輸入を増やそうとしている。

・この地域は、次の10年間で大きな純輸入国になろうとしている。