2010/12/3 イールドカーブ形状分析 強気転換

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上のチャートは、現在の米国債イールドカーブと最も形状が似ているイールドカーブを、2004年の景気回復期から、目視で選び出したものです。

【グラフ左側】
黒線・・・2004年9月9日におけるイールドカーブ
赤線・・・2010年12月3日におけるイールドカーブ
【グラフ右側】
米国株のS&P500指数の推移で、赤い縦線が、2004年9月9日の位置です。

【S&P500指数の値】
2004年9月9日・・・1118.3
2010年12月3日・・・1224.7

【戻り高値との比較】
●2004年
底値・・・860(2002年10月16日)
戻り高値・・・1157.7(2004年2月11日)

2004年9月9日と戻り高値との比較
調整率:13.2%
調整期間の経過月数:約7ヶ月

●2010年
底値・・・676.5(2009年3月9日)
戻り高値・・・1217.2(2010年4月23日)

2010年12月3日と戻り高値との比較
調整率:-1.4%
調整期間の経過月数:約8ヶ月

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イールドカーブの形状から見て、現在は、景気循環の中で、2004年9月9日と、ほぼ、同じ位置にあると考えられ、調整期間の最終段階にあると考えられます。

また、調整期間の経過月数、株価水準、調整率から見ると、既に調整期間を脱している可能性もあると考えられます。

いずれの場合も、今後、株価が再度、調整する可能性よりも、2004年11月以降のように、株価が上昇する可能性が高いと考えられます。

以上のことから、株価の見通しを、「強気」に転換します。