2010/9/7 イールドカーブ形状分析 中立維持

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上のチャートは、現在の米国債イールドカーブと最も形状が似ているイールドカーブを、2004年の景気回復期から、目視で選び出したものです。

【グラフ左側】
黒線・・・2004年9月15日におけるイールドカーブ
赤線・・・2010年9月7日におけるイールドカーブ
【グラフ右側】
米国株のS&P500指数の推移で、赤い縦線が、2004年9月15日の位置です。

【S&P500指数の値】
2004年9月15日・・・1120.3
2010年9月7日・・・1091.8

【戻り高値との比較】
●2004年
底値・・・860(2002年10月16日)
戻り高値・・・1157.7(2004年2月11日)

2004年9月15日と戻り高値との比較
調整率:12.6%
調整期間:約7ヶ月

●2010年
底値・・・676.5(2009年3月9日)
戻り高値・・・1217.2(2010年4月23日)

2010年9月7日と戻り高値との比較
調整率:23.2%
調整期間:約5ヶ月

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株価水準、イールドカーブの形状から見て、現在は、景気循環の中で、2004年9月15日と、ほぼ、同じ位置にあると考えられ、戻り高値を付けた後の調整局面に入っています。

今後は、調整局面がいつ終わるかが焦点になります。
戻り高値からの期間を見ると、まだ、約5ヶ月と短く、調整率も大きいことから、調整局面を脱するには、あと、2ヶ月強の期間を要すると考えています。

以上のことから、株価の見通しは、「中立」のまま維持します。