検証システム 第18回 移動平均計算用サーバーシステム(2)

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移動平均金利を計算するためのデータベースサーバーシステムの説明の二回目です。

このシステムは、個人的に作った非公開のシステムなので、説明が不要だと思う方は、読み飛ばしてくださって結構です。
案外、手間のかかる作業が必要だと言うことを理解されれば、十分だと思います。

●6.イールドデータ・移動平均画面

前回までに作成したイールドテーブル(Y001TBL)から、金利移動平均を計算して、イールド移動平均テーブル(Y002TBL)に格納する処理を指示する画面です。

以下の二項目を選択して、送信ボタンを押します。
・満期期間・・・3ヶ月債、10年債など債券の種類を月数で選択
・平均日数・・・45日、90日などの移動平均の計算範囲の日数を選択

●7.確認画面

イールド移動平均テーブルに格納する前に、確認画面が表示されます。
この確認画面には、満期期間、平均日数、入力件数、エラー件数、格納対象件数が表示されます。
エラー件数がゼロにも関わらず、格納対象件数が、入力件数よりも、90件少ないのは、90日移動平均を選択したからです。

最後に、「登録する」を押します。

●8.完了画面

イールド移動平均テーブルへのデータ格納が完了すると完了画面が表示されます。
この完了画面には、満期期間、平均日数、入力件数、エラー件数、格納完了件数が表示されます。
「了解」を押してメニューに戻ります。

●9.イールド移動平均テーブル(Y002TBL)

4番目の図は、データ格納後のイールド移動平均テーブル(Y002TBL)です。
Accessからリンクして表示したものです。

項目は、左側から移動平均日数、満期期間(月数)、取引日付、移動平均金利、更新日付の順です。
例えば、テーブルの先頭の1982年5月12日の移動平均金利である13.4183は、1982年1月4日から5月12日までの90日分の金利の平均を計算したものです。

6~8の手順で、10年債の90日移動平均金利を計算します。

次回は、計算した移動平均金利を使って、逆イールドを求めます。