検証システム 第28回 S&P500指数 単純平均計算機能の追加

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今回は、サーバーのシステムに追加した指数管理機能について説明します。

一定期間内での株価の平均値や最大・最小値などを求める場合、これまで、Accessのクエリで対応してきましたが、クエリの数が増えて管理が煩雑になってきたので、サーバーのシステムに照会機能を追加することにしました。

その準備段階として、サーバーに新しくテーブルを作成して、S&P500指数をインポートすることにします。

このテーブルは、汎用性を持たせて、S&P500指数以外のダウ平均やCRB指数なども管理できるようにします。

●図1 Yahoo Finance S&P500 データ取得画面

今回は、米国のYahoo FinanceからS&P500の日次データをダウンロードしてきました。

●図2 イールド指数データ・インポート画面

ダウンロードしてきたデータを、PostgrteSQLのcopyコマンドで、入力用のテーブル(Y005)に格納します。

COPY Y005TBL FROM '/home/yada/gremlin/database/csv/SP500.csv' using delimiters ',';

このテーブルのデータを、図2の画面の機能を使って、汎用的なイールド指数テーブル(Y006)にインポートします。

●図3 イールド指数テーブル

インポート後のイールド指数テーブルには、1950年1月3日からのS&P500指数の日次データが格納されています。

●図4 イールド指数データ・単純平均計算画面

図4の画面は、開始年月日と範囲を指定して、その範囲内のS&P500指数の単純平均を求める機能です。

●図5 イールド指数データ・単純平均計算結果画面

この図の例では、2009年1月1日から6ヶ月間のS&P500指数の単純平均が、850.82と計算されました。

次回は、もう一つの新機能である最大・最小値の取得機能について説明します。