西アフリカの深海油田開発が活況を呈している

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JOGMECが西アフリカの深海油田開発についてレポートしています。


・ブラジルにつぐ深海産油国アンゴラは追加発見ポテンシャルが高く、魅力的。

・技術革新により、アンゴラガボン深海プレソルトの探鉱が本格的に進展する可能性あり。

・ガーナJubilee油田発見により、シエラレオネリベリアなど周辺国深海についても探鉱が活発化。Anadarkoは同地域において戦略的に探鉱を展開している。

・超深海やプレソルトで油田が発見されたとしても、深海掘削リグの調達、OPEC生産枠(アンゴラ)、気候変動対応による石油需給への影響など地上の要因により、すぐに開発に着手できるとは限らないが、西アフリカ深海・プレソルトは大きなポテンシャルを内包している。

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面白いと思うのは、西アフリカの海底の構造が、南米ブラジル沖の海底と酷似していることです。
これは、プレソルトなどが形成された白亜紀の時代は、現在のブラジルと西アフリカが地続きだった証拠だと言えます。
今後、両地域の深海底の油田開発の技術は、共有化され、双方で効率的な作業が行われると考えられます。