景気循環

日米の景気循環の比較 第2回 1950年代の景気後退

今回は、日本と米国の景気循環を分析するシリーズの2回目として、1950年代の景気後退期を比較してみます。 上のグラフは、1951年6月から1959年12月までの約9年間の日本と米国の景気後退期を時間軸上に示したものです。上が米国、下が日本の…

日米の景気循環の比較 第1回 景気後退期の長期比較

日本と米国の景気循環を短期シリーズで分析してみようと思っています。 今回は、第一回目として、景気後退期を長期的に比較してみます。 上のグラフは、1951年6月から2013年2月までの約63年間の日本と米国の景気後退期を時間軸上に示したもので…

2009年3Q ニールセン世界消費者景況感指数 86ポイント

調査会社のニールセンが、2009年3Qの世界消費者景況感指数を発表しました。 報道発表 ・2009年3Qの世界平均の景況感指数は86となり、半年前の77から9ポイント上昇。直近の2Qからは1ポイントの上昇となった。 ・ブラジルと主要なアジア市場では景況…

21世紀型通貨危機のかたち

5月1日(金)日経夕刊、十字路より。 ●引用開始 米国の財政赤字拡大と金利低下でドル暴落のリスクが懸念されたが、政府債務増大は他の先進国でも見られるので、世界の投資マネーは先進国の国債全般から逃げ出す可能性がある。とくに中央銀行が自国政府の債…

米 2009年1Qオフィス空室率 15.2%まで上昇

上記のグラフは、1991年から現在までの米国のオフィス空室率の推移です。 拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。 Office Vacancy Rate Rises to 15.2% in Q1 2009年1Qのオフィス空室率は、15.2%まで上昇して、今後も急…

米国の住宅投資と景気循環の関係

CR氏が、米国の住宅投資と景気循環の関係について、解説しています。 Business Cycle: Temporal Order 今回の景気後退も、住宅投資が先行指標として、有効に機能していたということです。 まとめると、以下の通りです。 【景気悪化の兆候】 ●先行・・・住…

実体経済よりも悲観的なセンチメント

昨日は、米国で2月のISM製造業景気指数と個人消費支出、個人所得が発表されましたが、いずれも、事前のエコノミスト予想平均よりも、良い数字でした。 ISM製造業景気指数: 35.8 (+2.0) 個人消費支出: +0.6% (+0.2) 個人所得: +0.4% (+0.6) 括弧内…

2009年1月鉱工業生産指数速報 (在庫指数)

2009年1月鉱工業生産指数速報 (在庫指数) 経済産業省 在庫指数:108.3 (前月比:-2.0% 前年同月比:+2.8%) 注目している在庫指数が、5カ月ぶりに低下し、在庫調整が順調に進んでいることがうかがえる。 遅くとも6月までには、在庫調整が完了して、増産に転…

トヨタが5月に増産へ、国内で前月比3割増 在庫調整が進展

トヨタ自動車が、2009年5月の国内生産台数を、2―4月の月平均台数に比べ約3割多い20万台規模に引き上げるというニュースです。 Nikkei Net 最近の各種の経済指標は、1月に、消費が底入れしたことを示唆しています。 在庫調整の期間を、3-6ヶ月と考えると…

1月のISM製造業部門指数 35.6 鈍化ペースが緩やかに

1月のISM製造業部門指数が、35.6となり、前月の32.9から鈍化ペースが緩やかになりました。 改善は2008年6月以来初めてで、実体経済にも、ようやく、下げ止まりの兆候が見えてきました。

Northern Trust 2009年4Qでの景気回復を予測

大半のエコノミストが、米国経済の今後を、「長期停滞」か「弱々しい回復」と予想していますが、Northern Trust は、ユニークな見通しを発表しています。 Dubya Northern Trust のチーフエコノミストの Paul Kasriel 氏は、今後の米国経済が短期間でW型を描くと…

1月米ミシガン大消費者信頼感指数 61.9

1月米ミシガン大消費者信頼感指数 61.9 (+1.8) 括弧内:前月との差 1月の米ミシガン大消費者信頼感指数速報値、予想外に改善(ロイター) 弱気なニュースの山に埋もれて、目立たないが、一部に消費マインドの改善を示す指標が出始めている。 この指数は、ブ…