Northern Trust 2009年4Qでの景気回復を予測

大半のエコノミストが、米国経済の今後を、「長期停滞」か「弱々しい回復」と予想していますが、Northern Trust は、ユニークな見通しを発表しています。


Northern Trust のチーフエコノミストの Paul Kasriel 氏は、今後の米国経済が短期間でW型を描くと予想しています。

オバマ政権の景気刺激策による政府支出で、2009年の4Qに景気が明らかに上向く。

・景気刺激策で発行される米国債は、FRBと米・銀行システムが引き受ける。

FRBは、2010年の前半に利上げを開始して、徐々に金利を引き上げる。

・2010年の後半に入ると、インフレが高進するため、FRBは、大胆に金利を引き上げる。

・その結果、2011年から2012年にかけて、再び景気後退に陥る。

大半のエコノミストの予想が当たらないことから考えると、頭に入れておくべきシナリオの一つだと思います。