監査法人のアースト&ヤングが、「鉱業が直面しているビジネスリスク 2011-2012年版」を発表しました。
同報告書は、主要鉱山・金属企業に対するインタビューに基づきリスクのランキングを提示すると共に、それぞれのリスクに対して鉱山・金属企業が実施することができる対策についても言及されています。
The top 10 business risks for mining and metals(PDF):
http://www.ey.com/Publication/vwLUAssets/Business_risks_in_MandM_2011-2012_Exe_Sum/$FILE/Business_risks_in_MandM_Exe_Sum.pdf
http://www.ey.com/Publication/vwLUAssets/Business_risks_in_MandM_2011-2012_Exe_Sum/$FILE/Business_risks_in_MandM_Exe_Sum.pdf
2011年の鉱業におけるビジネスリスクランキングのトップ10に特定された項目は、1位から10位まで昇順に、①資源ナショナリズム、②技能不足、③インフラへのアクセス、④社会的営業免許、⑤設備投資計画の実行、⑥価格と通貨のボラティリティ、⑦資本配分、⑧コスト管理、⑨供給障害、⑩不正・腐敗でした。
資源ナショナリズムが、前年第4位から、第1位に上昇しており、第5位の設備投資計画の実行、第9位:供給障害、第10位:不正・腐敗が、新たにランク入りするなど、この一年で大きくリスクが変化しているのが分かります。