・製造工程では、
三菱重工が前処理・糖化工程を、
白鶴酒造が発酵工程を、関西化学機械製作が蒸留精製工程をそれぞれ担当した。
・前処理・糖化工程では、原料を連続して処理できる水熱処理装置を用いた。熱水と
酵素のみで
エタノールの原料となる糖を従来法に比べ効率よく生成が可能。
・発酵工程では、実用
酵母から選抜した
酵母や遺伝子組み換え技術を用いない方法で育種した
酵母を用いて、稲わら・麦わら由来の糖から
エタノールに転換する技術を確立した。
・実証結果をもとに、
兵庫県内に実用機規模の
エタノールプラントを設置した場合の試算を実施。原料の収集・運搬から
エタノールの製造までに亘るすべての
ランニングコストについて、目標とされていた1リットル=90円未満を達成できる見通しを得た。
・二見工場の施設では稲わら1キロから約0・2リットルの
エタノール精製を可能だった。
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ランニングコスト、歩留まりともに、良い数値が出ていると思います。
エタノールの燃費は、ガソリンの8割程度と言われるので、ガソリン換算では、リッター100円となり、実用化まであと一歩という段階まで、来ているようです。