トヨタ自動車 「キシロース」を高効率で発酵させる酵母菌を開発

トヨタ自動車が、バイオ燃料セルロースエタノール)の生産効率を引き上げる「酵母菌」を開発したと発表しました。


この酵母菌は、糖化工程に出来る糖の中で、自然界の酵母では発酵が難しい「キシロース」を高効率で発酵させることが可能で、酢酸などの発酵阻害物質に強いとのことです。

発表によると、エタノール発酵濃度は約47g/リットルという高い濃度が得られる為、収率の向上の結果、従来よりもコストを大幅に削減出来るとのことです。

今後、国産エタノール燃料を実用化する為には、様々な技術開発によって、セルロースエタノール製造のコストを大幅に削減する必要があります。
今回のトヨタの新しい技術は、そのような新技術の一つとして、位置付けられると思います。