その結果、生産速度は7割向上し、最終的な生産量は3割ほど増えるということで、バイオエタノールの工業的な量産技術の確立に一歩近づきました。
●引用開始
神戸大学の近藤教授らは、稲わらなど食用にならない植物の繊維質から石油代替燃料のバイオエタノールを効率良く生産する技術を開発した。高温でも働く酵母菌に作らせる。生産速度は7割向上し、最終的な生産量は3割ほど増えるという。量産向けに改良して実用化を目指す。
バイオエタノールを作る場合、酵素でセルロースを糖にし、さらに酵母菌でエタノールに変える。近藤教授らは酵母の表面に酵素を作らせて、セルロースからエタノールまで一度に処理できる遺伝子組み換え酵母菌の開発を進めている。ただ酵素が最も活動するセ氏45~50度では、従来の酵母菌はほとんど生産できなかった。
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