東北大学 海藻からバイオエタノールを生成する新技術を開発

東北大学の研究チームが、海藻からバイオエタノールを効率良く生成する新技術を開発しました。


●引用開始

燃やしても大気中の二酸化炭素(CO2)を増やさないとして注目されるバイオエタノールを、コンブやホンダワラの海藻から効率良く生産する技術を、佐藤実東北大教授(水産化学)らと東北電力の研究チームが14日までに開発した。

(中略)

 研究チームは、海藻を細かく切断し酵素を混ぜてどろどろに溶かした後に、独自に発見した酵母を加え発酵させた。約2週間後、海藻約1キロから約200ミリリットルのエタノールを得ることに成功した。

 従来の手法では、乾燥させて粉末にするなどエネルギーを使う工程が必要だったが、生のまま発酵できるようにした。工程の途中に有害物質を使わないため、残った溶液の処理が簡単なのも特徴という。(47News)

●引用終了

この記事を読むと、一昨年に、月桂冠が開発した稲ワラからバイオエタノールを生成する技術の応用に思えます。
月桂冠 スーパー酵母によるバイオエタノール生産技術を共同開発

今回の東北大学の研究成果のポイントは、海藻を原料にバイオエタノールが生成できたという点です。
特に、日本近海のホンダワラは、無尽蔵と言える程の資源量が有るので、これが、工業的に利用できるようになれば、日本のエネルギー問題の解決に大きく貢献できると思います。