2011/1 世界の小麦需給(USDA報告) 期末在庫率 26.8%


供給量:645.82(-5.4%)
消費量:665.26(+2.1%)
期末在庫量:177.99(-9.8%)
期末在庫率:26.8%(-3.5ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの主な変更点】
大きな変更なし

【需給】
ロシアを初めとする旧ソ連諸国の干ばつやEU西部の熱波から世界の生産量は減少し、消費量を下回る。豪州東部で生育期の降雨により増産見込み。

【価格】
2010年6月以降、カナダの天候不順、黒海沿岸諸国の干ばつ、ロシアの穀物輸出禁止に向けた動き、米国への輸出需要の集中等を反映し値を上げた。9月下旬には高値警戒感や豪州東部の豊作見込みから一旦値を下げたが、米国での土壌水分不足等による冬小麦の生育懸念で値を上げた。その後、大豆に追随し値を下げたものの、豪州東部の多雨による品質低下懸念、米国の大平原での乾燥懸念等により値を上げ、2011年1月現在、7ドル/bu後半で推移。