2011/2 世界の小麦需給(USDA報告) 期末在庫率 26.7%

米農務省から、2011年2月の世界の小麦需給が発表されました。
期末在庫率は、前月より0.1%減の26.7%となりました。


供給量:645.41(-5.5%)
消費量:665.23(+2.0%)
期末在庫量:177.77(-12.7%)
期末在庫率:26.7%(-3.6ポイント)

単位:百万トン
出典:米国農務省
括弧内は対前年比

【前月からの主な変更点】
大きな変更なし

【需給】
ロシアを初めとする旧ソ連諸国の干ばつやEU西部の熱波から世界の生産量は減少し、消費量を下回る。なお、豪州東部やアルゼンチンで生育期の降雨により増産見込み。

【価格】
2011年1月に入り、米国では生産地での冬枯れ懸念、中東諸国、北アフリカ諸国からの輸入需要、中国冬小麦地帯の乾燥懸念等によりさらに値を上げ、2011年2月現在、8ドル/bu半ばで推移。