2010/6/15 の米国債イールドカーブ

イメージ 1

イールドカーブの形状】
長短金利の低下で全体的に、下にシフトしていますが、順イールドの形状に変化は見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.08%
10Y:3.30%
Spread:3.22(前月比:-0.09)
前月よりも長期金利が大きく低下したため、イールドスプレッドが縮小しました。
2ヶ月連続のイールドスプレッドの縮小です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

ただし、2009年の3月から続いていた、金融緩和による株価反騰局面は終了して、調整局面に入ったと思います。

イールドスプレッドは、縮小したものの、3%超と依然、大きいことから、1年以内に景気が失速する可能性は無いと思います。

今後の予測としては、2010年6月以降も、現在の調整局面が続くと予想しています。
調整局面が終了するためには、4月23日の戻り高値から、3Q以上の期間が必要だと考えています。

【予測の履歴】
・2008/3/18にイールドカーブのスティープ化(ノーズダイブ)を観測
・2009年1Q-2Q(3月から5月)が景気の底(スティープ化の5四半期後)
・2009年2Q-3Q(6月から8月)に株価反騰(同上6四半期後)
・2010年1Q-2Q(3月から5月)が株価反騰局面の終了(同上9四半期後)
・2010年2Q-3Q(6月以降)に軽い調整局面入り。(スティープ化の10四半期後)

【投資の履歴】
・2009/3/18に株式購入
・2010/3/18に株式の一部を売却・・・株価指数を売却(ロングカバー)