稲の成長を5倍速めるスーパー菌を発見、スイス・ローザンヌ大

菌根菌とは、菌根を作って、植物と共生する菌類のことです。
マツタケやアキタケ、ショウロなど、森の中で地上に発生するキノコは、殆どが菌根菌の一種です。
穀物生産に関しては、大豆などのマメ科の植物と、菌根菌との共生関係が、以前から知られています。

もし、この記事が言っているように、菌根菌によって、稲の生長が5倍に早まれば、同じ水田で一年にコメを複数回収穫できるようになり、食糧生産を飛躍的に増やせるかもしれません。

今後の成果が注目される研究テーマです。

また、菌根菌を使って、枯渇が心配されているリン酸肥料の使用量を減らそうとする研究は、他にも行われています。
下のリンクは、日本大学獣医学部の磯部勝孝さんの研究内容です。
アーバスキュラー菌根菌との共生系を活用した作物生産に関する研究