今回は、ノーズタイブの発生を検出する為のロジックを考えてみます。
【ノーズタイブの定義】
ノーズタイブを言葉で定義すると以下のようになります。
【ロジック展開】
1.「景気後退入りの直前から景気後退期間中」
これまでの検証で、逆イールドが検知された場合、平均して10.7ヶ月後に景気後退に入ることが分かりました。
具体的には、ノーズタイブの監視期間中に、以下の条件がn日間以上、連続して、成立すれば、金利の下落トレンドに入っていると判断します。
※nの値は、過去のデータで検証してから、決定することにします。
3.「最も、低い金利に到達した日」
金利の下落トレンドに入って、n日間以上経過後に、以下の条件が成立した場合、下落トレンドが終了したと判定します。
【検証】
次回からは、1960年代からの実際の金利データに上のロジックを適用して、ノーズタイブが景気や株価の底を予測する上で、有効な基準かどうかを検証して行きます。