2009/6 第三週 米・新規失業保険週間申請件数 60.8万人

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上のグラフは、米国の失業保険申請者数の1971年からの推移です。

赤い線が、継続申請者数、青い線が、新規申請者数の四週移動平均です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Unemployment Claims

労働省が発表した新規失業保険週間申請件数(6月13日終了)は、前週から3000件増加し60万8000件となりました。一方で受給総数は1月以来初めて減少に転じました。

新規申請者数の四週移動平均は、7,000人の減少となり、9週間前のピークから、43,000人の減少となりました。

経験則で、ピークから4万人以上減少した場合は、90%の確率で、景気後退の終了が間近であると言われていますので、米国の景気後退は、3Qに終了することが、ほぼ、確定的になりました。

これは、景気と株価には、良い兆候だと言えます。

ただし、相変わらず、新規申請者数は、非常に高い水準であり、雇用環境は依然厳しいと言えます。