2009年8月第1週 米・新規失業保険申請者数 55万人

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上の最初のグラフは、米国の失業保険申請者数(四週移動平均)の1971年から現在までの推移です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Weekly Unemployment Claims Fall to 550 Thousand

2009年8月第1週の新規失業保険申請者数は、前週よりも3.8万人減って、55万人となりました。

新規申請者数の四週移動平均は、17週前のピークから、10万3千500人の減少となりました。

経験則から、新規失業保険申請者数(週間)が、2万人以上減少した場合は、50%の確率で、4万人以上減少した場合は、90%の確率で、景気後退の終了が間近であると言われています。
従って、米国の景気後退は、既に終了している可能性が高いと言えます。

ただし、グラフを見て分かるように、過去二回の景気後退と比べて、依然として、新規失業保険申請者数は高い状態で、雇用環境が非常に厳しいことが分かります。

新規の失業者の発生のピークが過ぎたので、今後は、全体の雇用者数の増減のサイクルを注目して監視する必要があります。