2009/3/12のイールドカーブ

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2009/3/12のイールドカーブ

イールドカーブの形状】
短期債が買われた結果、スティープ化していますが、直線化の形状を維持しています。
この形状が続く限り、株式市場が、さらに大きく崩れる懸念は少ないと思います。

また、昨年末と比べて、社債市場が回復しているので、イールドカーブのスティープ化を利用して、金融機関は利益を上げ易くなっています。
シティやJPモルガンが1・2月に利益を上げていたのも、納得できます。

金利の水準】
一ヶ月前と比べて、中長期側の金利は、殆ど変わっていません。
今後、FRB国債の買い入れを進めた場合、中長期側の金利が低下する可能性があります。

短期債の金利は、軟調な株式市場の影響を受けて、下落しています。
3ヶ月債の金利は、約0.1%下落しています。

中長期債は、需給悪化懸念と、FRBによる買い入れの二つの要因が綱引きをして、膠着状態にあります。
短期債には、株価下落リスクを恐れた資金が流れ込んでいると考えられます。

【景気の底と株価反騰時期の予測】
前回と変わらず以下のとおりです。
・2008/3/18にイールドカーブのスティープ化(ノーズダイブ)を観測
・2009年1Q-2Q(3月から5月)が景気の底(5四半期後)
・2009年2Q-3Q(6月から8月)に株価反騰(6四半期後)

【投資の予定】
前回と変わらず以下のとおりです。
・2009/3/18に株式購入