2011/8/15 の米国債イールドカーブ

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イールドカーブの形状】
上のチャートは、米国債イールドカーブで、黒線が直近(2011年8月15日)、赤線が、一ヶ月前(2011年7月18日)のイールドカーブです。
この一ヶ月は、欧米の債務問題の深刻化に伴う混乱で、米国債が買われ、金利が大場に低下しました。
イールドカーブは全体的な形状を保ちながら、中長期を中心に下側にシフトしています。

全体的な順イールドの形状に関しては、変化が見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.00%
10Y:2.30%
Spread:2.30(前月比:-0.62)
長期金利の低下でイールドスプレッドが大きく縮小しました。
4ヶ月連続のイールドスプレッドの縮小です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

【景気について】
イールドスプレッドが2%台前半まで縮小したことから、若干の成長率の低下が予想されます。
しかし、今後、1年以内に景気後退に陥る可能性は無いと見ています。

【インフレについて】

注意深く観察する必要がありますが、過剰な住宅在庫など、経済システムの中に幾つかの緩みが存在する為、短期的にインフレが進む兆しは有りません

【予測の履歴】
・2008/3/18にイールドカーブのスティープ化(ノーズダイブ)を観測
・2009年1Q-2Q(3月から5月)が景気の底(スティープ化の5四半期後)
・2009年2Q-3Q(6月から8月)に株価反騰(同上6四半期後)
・2010年1Q-2Q(3月から5月)が株価反騰局面の終了(同上9四半期後)
・2010年2Q-3Q(6月以降)に軽い調整局面入り。(スティープ化の10四半期後)
・2010年4Q-2011年1Q(11月から1月)に調整局面が終了
・2011年中期的な株価上昇局面

【投資の履歴】
・2009/3/18に株式購入
・2010/3/18に株式の一部を売却・・・株価指数を売却(ロングカバー)
・2010/12/20に株式購入
・2011/6/15に日本株購入