2011/2/15 の米国債イールドカーブ

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イールドカーブの形状】
この一ヶ月は、長期金利が若干上昇して、3.6%前後となったため、やや、スティープ化しました。
全体的な順イールドの形状には、変化は見られません。
また、左側がスティープ化し、右側がフラット化している現在の形状は、株価にプラスに作用します。

【イールドスプレッド】
3M:0.12%
10Y:3.60%
Spread:3.48(前月比:+0.27)
長期金利の上昇でイールドスプレッドが拡大しました。
2ヶ月ぶりのイールドスプレッドの拡大です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

また、株価に関しては、2010年に調整局面を終了して、2011年は、中期的な上昇局面にあると思います。

【景気について】

イールドスプレッドが、3%以上ある現状から見て、今後、1年以内に景気後退に陥る可能性は無いと見ています。

ただし、長期金利が4%を超えると、企業や個人の借り入れコストの上昇で、景気が若干、減速する可能性があります。

【インフレについて】

短期的にインフレが進む兆しは有りませんが、長期債の金利上昇は、市場がインフレを警戒している兆候でもあるので、注意深く観察する必要があります。

【予測の履歴】
・2008/3/18にイールドカーブのスティープ化(ノーズダイブ)を観測
・2009年1Q-2Q(3月から5月)が景気の底(スティープ化の5四半期後)
・2009年2Q-3Q(6月から8月)に株価反騰(同上6四半期後)
・2010年1Q-2Q(3月から5月)が株価反騰局面の終了(同上9四半期後)
・2010年2Q-3Q(6月以降)に軽い調整局面入り。(スティープ化の10四半期後)
・2010年4Q-2011年1Q(11月から1月)に調整局面が終了
・2011年中期的な株価上昇局面

【投資の履歴】
・2009/3/18に株式購入
・2010/3/18に株式の一部を売却・・・株価指数を売却(ロングカバー)
・2010/12/20に株式購入