2010/11/15 の米国債イールドカーブ

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イールドカーブの形状】
FRBによる量的緩和政策の実施で低下していた長期金利が、量的緩和の効果に懐疑的な見方の拡がりや、通貨下落とインフレリスクへの警戒感から3%近くまで上昇し、スティープ化が非常に顕著になっています。
全体的な順イールドの形状には、変化は見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.11%
10Y:2.95%
Spread:2.84(前月比:+0.41)
前月よりも長期金利が上昇したため、イールドスプレッドが拡大しました。
2ヶ月ぶりのイールドスプレッドの拡大です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

また、直近の株価は反騰していますが、依然、調整局面の最終段階にあると思います。

今後の株価については、前回のITバブル後と同様に、調整局面が3Q程度(4月~12月)、続くと考えています。

従って、前回の予測と変らず、調整局面の最終段階である12月20日に株式を購入することにします。

【景気について】

イールドスプレッドが、3%近くある現状から見て、今後、1年以内に景気後退に陥る可能性は無いと見ています。

【インフレについて】

短期的にインフレが進む兆しは有りませんが、超長期債に続いて長期債も、インフレを織り込み始めているように見えます。
数年年先には、インフレの警戒が必要になってくると思います。

【予測の履歴】
・2008/3/18にイールドカーブのスティープ化(ノーズダイブ)を観測
・2009年1Q-2Q(3月から5月)が景気の底(スティープ化の5四半期後)
・2009年2Q-3Q(6月から8月)に株価反騰(同上6四半期後)
・2010年1Q-2Q(3月から5月)が株価反騰局面の終了(同上9四半期後)
・2010年2Q-3Q(6月以降)に軽い調整局面入り。(スティープ化の10四半期後)
・2010年4Q-2011年1Q(11月から1月)に調整局面が終了

【投資の履歴】
・2009/3/18に株式購入
・2010/3/18に株式の一部を売却・・・株価指数を売却(ロングカバー)

【投資の予定】
・2010/12/20に株式購入