2011/2 世界のトウモロコシ需給 期末在庫率 14.6%

米農務省から、2011年2月の世界のトウモロコシ需給が発表されました。

期末在庫率は、前月より0.6%減の14.6%となりました。
USDA 2011年2月報告

生産量:814.26(+0.2%)
消費量:836.90(+2.7%)
期末在庫量:122.51(-15.6%)
期末在庫率:14.6%(-3.2ポイント)

単位:百万トン
括弧内は対前年度比

【前月からの主な変更点】
大きな変更なし

【需給】
米国で単収の減少により、生産量は前年度に比べ減少し、消費量は飼料用、エタノール向けの需要増から増加する見込み。米国の期末在庫率は5.0%と15年ぶりの低水準。世界の生産量は、中国の生産の回復等から史上最高となるも消費量を下回る見込み。

【価格】
2010年は、中国の輸入需要や、米国の6月末の在庫報告と実作付面積報告が市場予想を下回ったこと、7月以降、小麦の騰勢や小麦の代替飼料としての輸出需要等を反映し値を上げた。10月以降米国の生産量が大幅に下方修正され、需給が引き締まったことから再び値を上げが、大豆価格の低下に追随し値を下げた。その後、アルゼンチンでの生育期の高温乾燥懸念から値を上げ、2011年2月現在、6ドル/bu後半で推移。