2011/7 米・設備稼働率 77.5% ↑

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FRBが発表した米国の2011年7月の鉱工業生産指数は、前月比で0.9%の増加でした。

自動車メーカーが東日本大震災の影響から抜け出し始めたほか、気温が高く推移し電力使用が増えたことが増加の原因です。

鉱工業設備稼働率は、前月から0.8%上昇して、77.5%となりました。
2008年8月以来の高水準ですが、依然として、過去20年間の平均である79.5%を以前として下回っています。


上の図は、1967年からの米国の設備稼働率の推移です。
青線が全体の設備稼働率で、赤線が製造業の設備稼働率です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、1番目のグラフをクリックしてください。
Industrial Production increased 0.9% in July, Capacity Utilization increases

設備稼働率は、長期平均から、2%低い水準にあり、インフレ圧力が依然、弱いことを示しています。

通常、FRBは、設備稼働率が78%~80%に達すると、インフレ警戒を強めます。