S&P社から、米国の2012年9月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比0.4%の上昇でした。季節調整前でも、前月比0.3%の上昇でした。
季節調整済みの対前年比では、2.1%増となっています。
上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
グラフを見ると、米国の名目の住宅価格は、2012年の初めに底入れしたと考えられます。
上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。
10都市、20都市のいずれでも、前年比プラスに浮上し、プラス幅が拡大しています。
上の三番目のグラフは、1976年からの物価変動分を除いた実質での住宅価格の推移です。
黄線が、ケースシラーの全国指数、青い線がコアロジックのHPI指数、赤い線がケースシラーの20都市指数です。
黄線が、ケースシラーの全国指数、青い線がコアロジックのHPI指数、赤い線がケースシラーの20都市指数です。
実質価格で見ると、米国の住宅価格は、住宅バブル発生前の2000年前後の水準にあることが分かります。