S&P社が発表した米国の2011年12月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)は、季節調整後で前月比0.5%低下しました。季節調整前でも、前月比1.1%減となりました。
季節調整済みの対前年比では、4.0%減となっています。
上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Case Shiller: House Prices fall to new post-bubble lows in December
Case Shiller: House Prices fall to new post-bubble lows in December
グラフを見ると、米国の住宅価格が2003年から2004年の水準まで落ちてきたことが分かります。
上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(季節調整後)の対前年比の推移です。
10都市、20都市のいずれでも、依然として、前年比でマイナスとなっています。
上の三番目のグラフは、1976年からの物価変動分を除いた実質での住宅価格の推移です。
黄線が、ケースシラーの全国指数、青い線がコアロジックのHPI指数、赤い線がケースシラーの20都市指数です。
黄線が、ケースシラーの全国指数、青い線がコアロジックのHPI指数、赤い線がケースシラーの20都市指数です。
実質価格で見ると、米国の住宅価格は、2000年前後の水準まで落ちてきたことが分かります。