S&P社が発表した米国の2011年10月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)は、季節調整後で前月比0.6%低下しました。季節調整前でも、前月比1.2%減となりました。
季節調整済みの対前年比では、3.4%減となっています。
上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Case Shiller: House Prices fall to new post-bubble lows in October (seasonally adjusted)
Case Shiller: House Prices fall to new post-bubble lows in October (seasonally adjusted)
グラフを見ると、米国の住宅価格が2003年から2004年の水準まで落ちてきたことが分かります。
上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(季節調整後)の対前年比の推移です。
10都市、20都市のいずれでも、依然として、前年比でマイナスとなっていますが、マイナス幅が縮小傾向にあります。
季節調整前の指数は急落していますが、季節調整後指数の前年同月比のマイナス幅が、前月より縮小しており、現時点で、住宅価格が底を打ちつつあるようです。