S&P社が発表した米国の2011年11月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)は、季節調整後で前月比0.7%低下しました。季節調整前でも、前月比1.3%減となりました。
季節調整済みの対前年比では、3.7%減となっています。
上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、各グラフをクリックしてください。
Case Shiller: House Prices fall to new post-bubble lows in November (seasonally adjusted)
Case Shiller: House Prices fall to new post-bubble lows in November (seasonally adjusted)
グラフを見ると、米国の住宅価格が2003年から2004年の水準まで落ちてきたことが分かります。
上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(季節調整後)の対前年比の推移です。
10都市、20都市のいずれでも、依然として、前年比でマイナスとなっています。
一方、都市別に見ると、20都市のうち、3都市で、既に住宅価格指数が底打ちしており、都市間でのバラツキが大きくなってきました。