2012/7 米・住宅価格指数 +0.4% (20都市、季節調整後、前月比) ▼

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S&P社が発表した米国の2012年7月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)は、季節調整後で前月比0.4%の上昇でした。季節調整前でも、前月比1.6%の上昇でした。

季節調整済みの対前年比では、1.2%増となっています。


上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: House Prices increased 1.2% year-over-year in July

グラフを見ると、米国の名目の住宅価格が、2003年の水準からやや上向いてきました。

上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。

10都市、20都市のいずれでも、先月に続いて、前年比プラスに転じいます。

上の三番目のグラフは、1976年からの物価変動分を除いた実質での住宅価格の推移です。
黄線が、ケースシラーの全国指数、青い線がコアロジックのHPI指数、赤い線がケースシラーの20都市指数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、二番目のグラフをクリックしてください。
House Price Comments, Real House Prices, Price-to-Rent Ratio

実質価格で見ると、米国の住宅価格は、1999年の水準まで落ちてきたことが分かります。

米国の住宅バブルによる価格上昇分は、既に、消失したと言えます。

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米国の住宅価格は、既に底入れしていますが、大きく回復するのは、まだ、数年先だと考えられます。