S&P社から、米国の2013年1月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比1.0%の上昇となりました。季節調整前でも、前月比0.1%の上昇となりました。
季節調整済みの対前年比では、8.1%増となっています。
上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: Comp 20 House Prices increased 8.1% year-over-year in January
Case-Shiller: Comp 20 House Prices increased 8.1% year-over-year in January
グラフを見ると、米国の名目の住宅価格は、2012年の初めに底入れし、上昇傾向が明確になってきました。
現在、新築住宅の供給が不足し、中古住宅在庫が過少となっていることから、住宅価格はさらに上昇することが見込まれます。
現在、新築住宅の供給が不足し、中古住宅在庫が過少となっていることから、住宅価格はさらに上昇することが見込まれます。
上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。
住宅価格の対前年比での急上昇が続いています。
住宅価格の対前年比での急上昇が続いています。
20都市指数は、8ヶ月連続の前年比プラスです。
上の三番目のグラフは、1976年からの物価変動分を除いた実質での住宅価格の推移です。
黄線が、ケースシラーの全国指数、青い線がコアロジックのHPI指数、赤い線がケースシラーの20都市指数です。
黄線が、ケースシラーの全国指数、青い線がコアロジックのHPI指数、赤い線がケースシラーの20都市指数です。
拡大図は、以下のリンクを開いて、2番目のグラフをクリックしてください。
Real House Prices, Price-to-Rent Ratio, City Prices relative to 2000
Real House Prices, Price-to-Rent Ratio, City Prices relative to 2000
実質価格で見ると、2000年以降の米・住宅バブルによる価格上昇分は、既に消失していることが分かります。
また、実質価格でも、住宅価格が上昇に転じてきました。
また、実質価格でも、住宅価格が上昇に転じてきました。
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住宅価格の上昇によって、債務超過に陥っている家計の数が減少し、消費に回せる金額が増えることになります。