2012/12 米・住宅価格指数 +0.9% (20都市、季節調整後、前月比) △

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S&P社から、米国の2012年12月の住宅価格指数(ケースシラー指数、20都市圏)が発表され、季節調整後で前月比0.9%の上昇でした。季節調整前でも、前月比0.2%の上昇でした。

季節調整済みの対前年比では、6.8%増となっています。


上の最初のグラフは、1987年からのケースシラー指数(名目、季節調整後)の推移です。
青い線が、10都市の指数で、赤い線が、20都市の指数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、グラフをクリックしてください。
Case-Shiller: Comp 20 House Prices increased 6.8% year-over-year in December

グラフを見ると、米国の名目の住宅価格は、2012年の初めに底入れし、その後の上昇カーブも上向きが明確になってきました。
現在、中古住宅在庫が過少となっていることから、住宅価格はさらに上昇することが見込まれます。

上の二番目のグラフは、ケースシラー指数(名目、季節調整後)の対前年比の推移です。

20都市指数は、7ヶ月連続の前年比プラスです。

上の三番目のグラフは、1976年からの物価変動分を除いた実質での住宅価格の推移です。
黄線が、ケースシラーの全国指数、青い線がコアロジックのHPI指数、赤い線がケースシラーの20都市指数です。

拡大図は、以下のリンクを開いて、2番目のグラフをクリックしてください。
Real House Prices and Price-to-Rent Ratio

実質価格で見ると、2000年以降の米・住宅バブルによる価格上昇分は、既に消失していることが分かります。