2012/4/16 の米国債イールドカーブ 1.92 ↓

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イールドカーブの形状】
上のチャートは、米国債イールドカーブで、赤線が直近(2012年4月16日)、黒線が、一ヶ月前(2012年3月15日)のイールドカーブです。

この一ヶ月では、米国の期待を下回る雇用回復のペースや、スペインの債務危機の懸念などから、株式から債券に資金が逆流し、中長期の金利が大きく低下しました。
一方、短期の金利は、前月とほぼ変らなかったために、イールドカーブは、フラット化しています。

全体的な順イールドの形状に関しては、変化が見られません。

【イールドスプレッド】
3M:0.06%
10Y:1.98%
Spread:1.92(前月比:-0.30)
3ヶ月ぶりのイールドスプレッドの縮小です。

【現状分析】
現在のイールドカーブ形状(順イールド)は、金融市場の安定化を示しており、この形状が続く限り、一時的に、株価が下げても大きく崩れる可能性は少ないと思います。

【景気について】
イールドスプレッドが2%を下回っていることから、景気回復の速度が減速していると考えられます。
今後、1年以内に米国が景気後退に陥る可能性は有りませんが、実感の乏しい低成長が続くと考えられます。